切手のないラブレター コラム

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デュラララチャットの出会い厨について

というわけでデュラララチャットの連載

今日は「出会い厨」について

これはインターネットで恋人、あるいは性的欲求を満たせる相手を探し回る人のことを指す言葉であると俺が定義づけようか。

 

出会い厨の7割が(以後何割とか数字で表すこともあるが、なんせ今年で五年目だし、昨年は夏から半年ヘビーにデュラララチャットをやっていたのであながち間違った統計ではないと確信している)政令指定都市あるいは政令指定都市付近に住んでいる人であった。そして9割以上が男である。又、出会い厨の男を待っている女も少なからずいるのであるが、ほとんどがチャットでHな話しを談笑するか、もう少し発展すると「チャH」といって言葉攻めでお互いが自慰行為をする番(つがい)まででてくるのだから始末に終えない。

 

これは事務局も禁止しているのだが、この「チャH」は女性の側から求めるケースが多いようだ。正直俺もなんども強請られてやるにはやってみたのだが、自慰どころではなく全く面白くなかった。思うに女性の自慰は頭でするものだから、言葉攻めで十分にムラムラしてくるのであろう。

 

俺の時は画像を貼りあったりしていなかったが、あるいは他の番は陰部なども晒しあってるのかもしれない。なるほど、それなら「チャH」は禁止に決まっている。しかし以前は、二人部屋にできない設定だったし、画像も貼れなかったのだから事務局も自分で自分の首を絞めたというべきか()もし言葉だけのやりとりであれば、罰するには非常に難しいものであろう。


 本格的な出会い厨はチャHなどでは満足しない。Web上から引きずりおろして実際に出会いを求める。出会い厨のよくはくセリフは

 

どこ住み? 何歳? 彼氏いる? ラインしてる? 

 

などがあるが、これに引っかかる女など今は流石にいないと思うが、とにかく執拗に個人情報を聞いてくる。そしてこれも事務局が墓穴を掘ったのか()内緒モードというものを作った。しかしこれはとても便利な機能で、例えば盛り上がってる部屋に怪しい人が入ってきたときに仲良し同士が

「あの人こわいねーどうしよっかー」

といった相談などができて入室禁止させることもできる。しかし便利なものというのは悪者にとっても便利であるというパラドックスだ。

 

出会いに関してはいろいろなサイトで事件になってるのでやはりやめたほうがいい。しかし俺は付き合ってしまった。それは出会い目的などというチャラい関係ではなくて、結婚の話しまでいくほどになった恋愛だった。

だからそんな恋愛はいいんだ! というつもりは毛頭ないが、チャットでの会話で好きになった男の俺でさえ俺は、実際に会うとなったとき怖かったのを覚えている。

「恋は心が大事。顔じゃない!

というのならネットでの出会いが一番適しているだろう。なんせ心しかないのだから、チャットの世界では。俺は以前、

「恋は顔でするもの 愛とは顔だ」

というコラムをかいたことがあるが、写真とかビデオ通話とかそんなんじゃなくて、先ず生の顔なのだ。そう思っていた大人の俺でさえ恋してしまった。

 

思えば多くのSNSでは事件もある一方で、人生に残る大恋愛や結婚とをSNSを通してつながった男女もいるにはいる。管理人にしたって「それだけであれば」悪い気持ちはしないだろう。あえて代弁させてもらうが、せっかく作ったサイトで事件など起こそれて、悪名高くなったり閉鎖となったら嫌なのである。チャットサイトというのは、ネットの大海原のど真ん中ではなく、他人の所有地なんだという意識を持つことが何においても必要なのだ。俺も「出会いの為の出会い」や「オフ会」など一切興味もないし反対である。

 

従ってチャットだけを楽しみたいという人なら、今挙げたような出会い厨的な人間は避けたほうがいいであろう