切手のないラブレター コラム

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最初の犬の死について

渋谷で住んでいるときに実家で犬を飼った、という知らせがきた。

父母の性格ではとうてい想像つかなかったのだが・・・

久々に実家に帰ってみると、シーズーだったのだが、なるほど、犬というのは家庭を明るくしてくれるものだと関心した。

その後、実家に帰り暮らし始めてから、ロンという名のこの犬が明け方に死んだ。

犬が死んで悲しい、というのは俺にとって大笑いのはずだったのだが、親父と一緒に泣いたのを覚えている。

クリスマスイブの朝だった。

ずいぶん泣いた。

ちなみに・・・親父が実際に死んだときは泣かなかったのだから、犬の死というのは本当にすごいものだ。