プロは単純
ブログも毎日更新してるけどたまに襲ってくる、
「誰も読んでないみたいだしやめるかな」
と思ったときに、
「いつも読んでますよ!」
って人に出会ったりする。今は腐らずに書け!ということなんだろう。
今日は暇だったのでチャットをしていたのだが、話し相手は女性だった。
平日休みということもあって、平日休みの大人ってニートが多かったりする。
でも話し始めていけばだいたい「まともな人」だなーというのがわかってきてさ。ニート特有のベトベト感がないので、チャット相手の女性に思い切って職業を聞いてみた。
・・・ところで昨日俺はいつも研究している「味噌そば」に焼酎を入れて作ってみた。蕎麦は醤油と決まっているのも疑問だったし(江戸時代までは味噌で蕎麦を食べていたのに)料理に日本酒は入れるけど、なんで焼酎がダメなのかも疑問だったのだ。
母親に聞いてみたら色々と薀蓄述べられて、モヤモヤ感がいっそつのった。
「アルコールだからってウイスキーは入れないでしょ」
「でもブランデーは入れる」
など言い合ったのだが、しょせん素人。なんの解決もせずに終わった。
焼酎を入れて食べた味噌蕎麦は・・・・・・という味だった。
・・・さて本日チャットした女性の職業を問うと、
「栄養士」
と答えたので一気にテンションが上がったのである。変な話し、将来は栄養士と結婚すると常に妄想していたのだが、周りにはいないのである。
チャットとはいえこれは嬉しかった。しかも昨日の焼酎についても聞きたかったので。
わかる?このプロに聞くときの感動。ときめき。サッカー少年がプロサッカー選手に教えてもらうような躍動感。
料理に焼酎をなぜ使わないのかと聞いて、俺は目を大きくして(チャットなので耳を大きくではない)ワクワクしながら理由を待った。彼女曰く
「わからない」
「考えたこともない」
いやーさすがプロだと思ったね。これが自称料理通なんかに聞くと、理屈理屈のオンパレード。とにかく通ぶった素人はプライドだけは高くて面倒くさい。だから、
「知らない」
と言えないのだ。今ならググってでも相手に知ったかぶってくるのが「自称〇〇通」なんだよ。
チャットの彼女は普通の栄養士ではなく管理栄養士だという。そんな肩書きの人に知らないと言われたら素人はゴチャゴチャ考える必要はない。結局合わなそうなのは、そのまんま「合わない」ってのが料理の基本のような気がした。ていうかそうだろうし。
プロというのはいたって単純だ。
以前有名野球選手がスランプに落ちたときに、これまた有名な監督にバッティングについてアドバイスをもらったという。有名強打者に有名監督(元強打者)がこう答えたという。
「バットに当てて前に飛ばせばいいんだよ」
野球のスランプ時は難しい球に手を出して、簡単なボールは見逃すという。
その他の例を挙げると・・・アメリカの大学教授は生徒に質問されて、それがわからないと、
「それ知らない。どこに書いてあったんだ?」
と教壇のその場でメモをとるらしい。日本の教授では考えられないことだとなんかの記事でみたことがある。
俺も一応元ミュージシャンだが、ギターの薀蓄なんか知らないし、実践で弾けないくせに理屈述べてる奴が嫌いで仕方ない。
歌なら大きな声で楽しく歌えばいいし、ゴルフだって、
「穴にめがけて打て」
マラソンなら、
「ゴールを目指せ」
前に競馬に詳しい人に、何買えばいいのかわからないと言ったら、
「好きな数字買えばいいんだよ」
と笑われたことがある。ハンパに詳しい人に聞いた時は二時間くらい語られて大変だったことを思い出す。
初心者に教えるのって単純明快でいいと思う。万事あの有名なセリフ、
「なぜ山に登る」
「そこに山があるから」
単純だよプロは。単純という言葉が嫌ならシンプルね。
ちなみに「焼酎 料理」でググッてみると、色々出てくるが、案ずるより産むが易しでした笑
焼酎の味の通り固くてまずい料理になるね。
いやーまずかったまずかった笑
チャットの彼女とはもう会うこともないだろうが、やっぱ本職は単純明快だよ。聞いて恥かしかったね^^;